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学校教育

幼児教育の充実について
2018年05月07日

現状と課題

○ 幼児期は、生活や遊びなどの体験を通して、人と関わる力、感性、表現する力など生涯にわたる人格形成の基礎を培う大切な時期であり、就学前教育の役割はきわめて重要であることから、家庭教育を基盤として質の高い教育環境を整備することが求められています。本市においては、幼年人口の減少により、統合を図っても小規模園が増加している実態があります。しかしながら、園児の安全面等への配慮の観点から、今後も複数の教職員による態勢を全園で整え、質の高い保育を提供する必要があります。

○ 小学校入学後に、集団生活や集団学習に適応できないといった現象(いわゆる小1プロブレム)が社会問題となったことで、幼稚園と小学校との円滑な連結を図るための取組が進んできました。本市においても、全ての公立幼稚園で「アプローチカリキュラム」1)を作成し、就学までに付けたい力を意識した保育に取り組んでいます。今後は小学校との連携をさらに強化し、「アプローチカリキュラム」と「スタートカリキュラム」2)の接続・活用促進や、相互にメリットのある幼小連携を図っていく必要があります。 

○ 子どもたちを取り巻く環境や生活様式が大きく変化する中、たくさんの情報の中で子育てに関する悩みや不安を抱えて、孤独感をもつ保護者も増えています。安心して子育てを行う環境を整備するため、関係機関と連携した相談体制の充実を図るとともに、幼児期のうちに望ましい生活習慣を身に付けることができるように、子育て支援をしていく必要があります。

 

これからの基本方向

(1)幼稚園教育の充実を図ります。

(2)幼稚園と保育所・認定こども園(※3)及び小学校との連携を推進します。

 

主な取組

(1)幼稚園教育の充実

①佐伯市幼稚園教育指導方針に基づいた保育の質の向上

*佐伯市幼稚園教育指導方針に沿った教育課程の編成

②「アプローチカリキュラム」の実働

*園児の実態を的確につかみ、入学までに付けたい力を見据えた「アプローチカリキュラム」の作成

*「生活する力」「学ぶ力」「かかわる力」を意識した保育計画を立案し、適切に実施

*保護者への家庭生活習慣見直しの啓発活動を充実

 

(2)幼稚園と保育所・認定こども園及び小学校との連携の推進

①保育所・認定こども園との交流の充実

*子どもの育ちをつなぐための、保育所・認定こども園等との情報共有の推進

*教育的な支援を要する子への幼稚園の体験的な見学や保護者との入園前相談の充実

*関係課との協議による(保育所型)認定こども園化の推進

②「スタートカリキュラム」との連動を推進

*「アプローチカリキュラム」と「スタートカリキュラム」の接続のために、小学校との連携を強化

*園児の体験入学等、幼小相互にメリットのある交流活動の充実

*幼小の教職員の連携を進め、保育や授業を相互に参観できる研修体制を推進

(※1)アプローチカリキュラム

 就学前の幼児が、小学校の生活や学習に適応できるようにするとともに、幼児期の学びを小学校教育につなげるために作成する、幼児期の教育終了前のカリキュラムのこと。

(※2)スタートカリキュラム

 小学校に入学した児童が、スムーズに学校生活に適応していけるように編成した第1学年入学当初のカリキュラムのこと。生活科を中核として展開されることが多い。

(※3)認定こども園

就学前の子どもに教育と保育を一体的に提供する他、地域の子育て家庭に対する支援を行う施設。認定こども園は、母体となる施設によって、「幼保連携型」、「幼稚園型」、「保育所型」、「地方裁量型」の4つのタイプがある。